| 狼と香辛料 販売元 : Amazon.co.jp 本 価格 : ¥ | |
この小説が面白かった!
そう素直に思えるのは久しぶりだったりします。
惰性で買い続けているシリーズ物が多いせいもあるけど
最近はジャケット買いも少ないし
そもそも小説を読む機会も減りました。
腐るほど大量に出版されてるせいもありますけどねー。
んで、ついついこのミステリーがすごい! やら
このライトノベルがすごい! などを参考にしちゃったり。
記事をそのまま鵜呑みにしちゃうことは少ないけど
やっぱりカタログと考えると便利だなと思うわけで…。
正直、この作品に出会えたのは僥倖でした。
まず主人公が行商人って設定が面白いです。
しかも世界を股にかける大商人ってわけじゃなく
まだまだ地味なドサ周り。
中世のヨーロッパっぽい世界観も
バッチリ似合っていてとても興味をそそられました。
というか教会やら貴族に食い込む商人やら
とてもデビュー作とは思えないほど設定がしっかりしていて
商売や交易がメインのお話作りの珍しさも相まって
手に汗握る攻防を存分に楽しむことが出来ました。
ヒロインのホロも可愛いけど
それに翻弄されるロレンスがまた良いんだこれが。
世情には疎いけれど
人の心の機微には精通していて
獣耳としっぽがふわふわな狼の神様。
そんなホロに振り回されるロレンスが楽しすぎです。
いつか絶対にマルチや相場の話をやるだろうと
今からワクワクしっぱなしだったり。
相手の裏を読むのって素敵。
この手の商売物やギャンブルものって
どこかで価値観や評価が引っくり返る展開が必ずあって
そのカタルシスがまた魅力的なんですよねー。
うん。
新しい本との幸福な出逢いを経験すると心が踊りますね!

