2007年01月09日

帝都物語異録


[タイトル] 帝都物語異録
[著者] 荒俣 宏
[種類] 単行本
[発売日] 2001-12
[出版社] 原書房


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帝都物語の関連本になります。
しかも執筆者は荒俣宏さんご本人!
そんじょそこらの関連本とは一線を画す内容に
伝奇ファンなら滂沱の涙を流すこと間違いなしです。
執筆者と目次を列挙するだけどきどきしません?


荒俣宏■加藤保憲の野望を遂げさせるために
荒俣宏■帝都物語異録 龍神村木偶茶屋

第一章◆魔人復活編
    荒俣宏■『帝都物語』の構想
  斉藤英喜■吉備真備 陰陽道はここから始まる
  高橋富雄■アテルイ 将門を上回る日本最大の怨霊か?
  佐治芳彦■乱破道宗 闇の歴史に暗躍した
  伊藤悠可■一行 空海を生んだ異形の僧
  豊嶋泰國■徐福 不老不死は成ったのか?
  志村有弘■役小角 あらゆる呪術者の祖

第二章◆呪詛呪術編
    荒俣宏■「数」と「術」
       日本編 多様かつ深淵な日本呪術の奥義とその実力
  豊嶋泰國■復讐の術としての陰陽道
  豊嶋泰國■怨敵などを圧伏する調伏法
  豊嶋泰國■呪詛呪術と護身呪術
  豊嶋泰國■方位の呪術・暦の術法
      世界編 西欧に息づく魔術的世界が力を発揮するとき
  豊嶋泰國■西欧の魔術決戦
  豊嶋泰國■魔術の武器

第三章◆永遠聖都編
    荒俣宏■理想都市造営のノウハウ
  大宮司朗■霊的国防論
黒塚信一郎■東京改造計画論の系譜 理想都市を求めて

第四章◆怪異神霊編
    荒俣宏■見える世界と見えない世界
  大宮司朗■言霊
  伊藤悠可■憑依現象 霊が織りなす世界と痕跡
  伊藤悠可■鎮魂とその方法
  伊藤悠可■地霊
  伊藤悠可■不老不死伝説

実に濃ゆいですw
作品の世界観というかバックボーンを解説するに
相応しい執筆人と期待に違わぬ内容で大変楽しませていただきました。
特に『帝都物語異録 龍神村木偶茶屋』は興味深かったですし
あの魔人加藤のルーツを探る上でも外せないエピソードだったかと。

読み応えありすぎて
一気読みできなかったのが残念といえば残念かな。
そんなに読みづらくはないんですが
読むのに体力がいる内容かな…と思ったり。

第一章の魔人復活編は実に楽しく読ませてもらったんですけどねー。
恥ずかしながら乱破道宗=アヤタチミチムネだとは
これを読むまで露にも思わなかったし
そんなに有名な方だとも思ってなかったり。

…そう考えると朝霧の巫女って良くできてたのね。
北朝&南朝の扱いもそうだし
なかなか良く練られているというか
なるほど! …と思わせるような設定と世界観ですよね。
アニメは結構評判酷いみたいですけど。

熊野の修験道やら山の民ことサンカ衆。
大江山の酒天童子の伝説なんかにも
ちょっとした背景があったりして
とても興味深く面白いと思わせる内容でした。

まつろわぬもの
…ってキーワードが最近のお気に入りだったりします。
出雲王朝や九州にあった王国なんかも
ちょっと本格的に調べてみたいと思う今日この頃。
なにか読みやすくて面白い本はないものかしら。
posted by のあなな at 22:38| 北海道 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | 好きなもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする