2007年02月18日

鬼について

ネタがなくなると wiki から拾って来ちゃう件。
好きなことを調べられると時間を忘れちゃいますよね。
その昔、辞典がものすごーく好きな子だったのを思い出します。
どちらかというとキリスト系な家庭で育ったので
鬼に関してはあまり馴染みがなかったりするんですけどね。

■近・現代の鬼
現代の日本人が、鬼と言われて一般的に連想する姿は、頭に角と巻き毛の頭髪を具え、口に牙を有し、指に鋭い爪が生え、虎の毛皮の褌を腰に纏い、表面に突起のある金棒を持った大男である。これは、丑の方と寅の方の間の方角(艮:うしとら)を鬼門と呼ぶことによるもので、牛の角と体、虎の牙と爪を持ち、虎の皮を身に付けているとされた。この姿は平安時代に確立したものである

ふむふむ。
それ以前は鬼という概念がなかったのかな?
既に仏教は日本に入り込んでましたよね。
余談だが、丑寅の方角を鬼門とする時、その対にあたる方角、猿(申).雉(酉).犬に守護の役を与え、鬼退治に向かう桃太郎もある種の意味を持つと推測できる。

平安時代と言うと朝廷の力が徐々に衰え
寺社仏閣や地方の豪族なんかが力をつけ始めた時期でしたっけ?
陰陽師で有名な安倍晴明や芦屋道満がいて
今よりもっと闇が深い時代…みたいな感じかな。
酒呑童子は赤毛で角があり、髭も髪も眉毛もつながっており、手足は熊の手のようであるとされている。 鬼は元々はこのような定まった姿は持っておらず、語源の「おぬ(隠)」の通り姿の見えないこともあった。まれには、見目麗しい異性の姿で現れて若い男や女を誘うことがある。 現在の鬼の姿は仏教の羅刹が混入したものである。

やっぱり酒呑童子さんが有名なのね。
後は女性に化けて男を騙して食べちゃうってのもありましたっけ。
羅刹ってことは…密教ベースですね。
やっぱり空海さん以降にイメージが定着したみたい?

■由来
「おに」の語はおぬ(隠)が転じたもので、元来は姿の見えないもの、この世ならざるものであることを意味した。そこから人の力を超えたものの意となり、後に、人に災いをもたらす伝説上のヒューマノイドのイメージが定着した。さらに、陰陽思想や浄土思想と習合し、地獄における閻魔大王配下の獄卒であるとされた。
なるほどねー。
やっぱり最初はそこまで否定的なイメージじゃなかったみたい。
「悪」という文字が時代が進むにつれて
徐々に悪くなったのと同じような感じなのかな?
人は力あるものを怖れ敬いつつ
けっして心を許さずに反撃する隙を窺う…みたいな。
日本古来の神様に対してだってそんな感じですものね。

■説話文学に見られる鬼
◇百鬼夜行
百鬼夜行とは、平安時代に都の中を歩いてゆくとされた化け物行列のことである。『宇治拾遺物語』巻一の十七で修行僧が龍泉寺という寺で、百鬼夜行に遭った話が伝わっている。また、『今昔物語集』にも巻第十四に若者が百鬼夜行に遭ったという話が伝わっている。当時、百鬼夜行を目撃すると死んだり病気になるなどと恐れられていたが、この二つの話はどちらも信仰が身を助けたという話になっている。
有名な説話ですよねー。
これを題材にいくつも作品が描かれてますし。
悪事を犯して逃げていた罪人が百鬼夜行に遭遇し
そのまま百鬼夜行になって連れられちゃった…みたいな
とても味わい深くて印象に残る作品が多かったような。
◇赤鬼・青鬼
『宇治拾遺物語』巻一には、瘤取り爺の説話が所収されているが、爺が目撃した鬼として、赤い者や目が一つの者、口がない者など様々な異形な者がいたとされている。
これは反対に異形な人たちを鬼と呼んだってことかも?
平安時代とかだと末期思想も蔓延してましたし
律令体制の恩恵に与れなかった人たちもいましたし。
◇藤原千方の四鬼
藤原千方に使役されたと言われる四人の鬼。
これはあまり知りませんでしたが
太平記に出てくる朝廷に叛乱を起こした豪族さんみたいね。
鋼のように堅固な体を持つ「金鬼(きんき)」
風を操り敵城を吹き破る「風鬼(ふうき)」
水を操り洪水を起こす「水鬼(すいき)」
姿を消し突如襲いかかる「隠形鬼(おんぎょうき)」
(隠形鬼については、異なる名前・能力を伝える伝承もある。)
まぁ…ぶっちゃけ創作の疑いが強いというか
ただの反乱軍に負けたことになると格好がつかないから
てきとうにでっちあげた感じだったり?

■仏教の鬼

生前に貪欲であった者は、死後に餓鬼道におち、餓鬼となるとされている。 また、地獄で閻魔の配下として、鬼が獄卒の役を務めているとされる。
あれれ?
思ったよりも描写が少なかったり??
まぁ… wiki の記述が完璧ってわけでもありませんけど。
いちいち地獄の鬼どもを説明していたら大変なのもあるかな。

■鬼と人
人に化けて、人を襲う鬼の話が伝わる一方で、憎しみや嫉妬の念が満ちて人が鬼に変化したとする話もある。代表的な例としては、能の「鉄輪」や「紅葉狩」に、嫉妬心から鬼と化した女性の話が伝わっている。
これはね女性のほうが情が深いからだと思うのよ。
どうも日本の場合、昔から情けない男が多いというか
鬼の話とは離れてしまうけど
「雨月物語」に出てくる 『浅茅が宿』 の逸話なんて
とても趣き深いというか涙なしには語れません。
残された奥さんがどんな思いで過ごしたのか考えると…ね。

■具体的な鬼(または鬼とされた人間)
名のある鬼は「童子」と呼ばれることが多い。

◇酒呑童子(しゅてんどうじ)
  まさに鬼の中の鬼! 日本三大悪妖怪のひとり。
  他は玉藻前で有名な白面金毛九尾の狐と
  恨みによって大天狗と化した崇徳天皇だったり。
 ○越後国の酒呑童子出生伝説
   越後国で生まれ国上寺の稚児となった。
   12〜3歳でありながら、絶世の美少年であったため
   多くの女性に恋されたが全て断られ
   彼に言い寄った女性は恋煩いで皆死んでしまった。
   そこで女性たちから貰った恋文を焼いてしまったところ
   想いを告げられなかった女性の恨みによって
   恋文を燃やしたときに出た煙にまかれ鬼になったという。
 ○伊吹山の酒呑童子出生伝説
   大蛇の八岐大蛇と人間の娘との間で生まれた。
   若くして比叡山に稚児として入って修行することとなったが
   仏法で禁じられている飲酒をし
   しかも大酒呑みであったために皆から嫌われていた。
   ある日、祭礼の時に被った仮装用の鬼の面が
   顔に吸い付いて取ることができず、
   やむなく山奥に入って鬼としての生活を始めるようになった。
   そして茨木童子と出会い
   彼と共に京都を目指すようになったといわれている。
 ○大枝町(京都市洛西地区)の酒呑童子伝説
   平安時代から鎌倉時代に掛けて都を荒らした
   不法ものとしての“鬼”は、京都市西京区
   右京区にまたがる大枝町に本拠を置いていたとされている。
大江山の酒呑童子伝説は面白いですよね。
大江山のある丹後地方は古くから大陸との交流が深くて
渡来人が高度な金属精錬技術により大江山で
金工に従事していて多くの富を蓄積していたため
これに目をつけた都の勢力が富を収奪し支配下に置いた。

この出来事を正当化するために
土蜘蛛伝説や鬼退治伝説が生まれた…なんて説や
あるいは 渡来人が寄り集まって山賊化して
非道な行いをしたので鬼と呼ばれたという説もあったり。

私はにわのまことさんの漫画『THE MOMOTAROH』で
はじめて鬼=異人説に触れたんですけど
目から鱗が落ちるような驚きがありました。
でも、大江山って古来から最低でも3回は鬼退治されてるのね。
ちょっと多すぎw
◇茨木童子(いばらきどうじ)
  酒呑童子の部下だけど逃げ延びたのね。
  片腕を切り落とされて取り戻すお話が有名です。
  実は女の鬼で酒呑童子とは恋人同士だった!? 
  なーんて俗説もあったりします。
◇紅葉(もみじ)
  信州戸隠、鬼無里に伝わる鬼女です。
  悪い男に騙されたとても可哀相な人というか
  どんなに頭が良くて気立てが良くても
  男の都合でさようなら…な時代がね。
  女だてらに盗賊の親分だったのは素直に感心したりw
◇安達ヶ原の鬼婆(あだちがはらのおにばば)
  これもちょっと悲しい鬼ですよね。
  心からお姫様に仕えていて
  そのお姫様のためを思って行動したら
  運命の悪戯で自分の娘と孫を殺しちゃった…みたいな。
  そりゃ鬼になっても不思議じゃありません。
ちょっと可哀相ですよね。
でも、古来から残っているだけあって
どれも興味深い説話が残っていて面白いです。
◇ダイダラボッチ(別名 一つ目の鬼神)
  東日本と西日本で異なる伝承があったりします。
  個人的にはたたら製鉄との関連性が気になりますね。
◇九鬼嘉隆(くかみよしたか)
  海賊大名ここにあり!
◇牛頭馬頭(ごずめず)
  セットで出てくることが多いかも。
  RPGとかでは中盤に出てくる雑魚だったり?
◇速疾鬼(そくしつき)
  羅刹の別名なのねー。
  ヒンズー教の悪鬼ラクシャーサが仏教に取り入れられた姿です。
◇独脚鬼(Tokebi)
  韓国の妖怪です。
  文字通り一本脚の鬼で悪戯好きだが頭はあまり良くなく
  人間に上手く使われてしまうことも多い。
  鬼と言っても日本の天邪鬼のようなどこか憎めない存在である。
ここらへんは割とどうでも良かったりw

後は文学作品や童話なんかにも色々と残ってますよね。
ゲームにもなかなか面白いのが多いので
いつか紹介してみたいと思います。

とりあえず今回はこんな感じ。
コピペばっかで手抜き感が漂いまくりなのは秘密です。
だって今日一日…何もしてなかったから。
posted by のあなな at 23:00| 北海道 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | おかると | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする