2007年03月13日

ベオルブの名を超えた男。

私はFFTが好きです。
でも昔はもっと好きでした。

先日、実家に帰って部屋の整理をしていたところ
いろいろと雑文を書き散らした束を発見しちゃいました。
多分…某所の掲示板にアップしたものか
どなたかにメールで吐露したものかと思われますが
あまりにも暑苦しい内容だったため
思わずその内容を晒してみたくなりました。

べ…別にネタがないからとか
そんな裏事情があるわけではないですからっ!

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まず第一にラムザとディリータの理想像について。
ふたりが「平和で差別のない暮らしやすい社会」を
目指そうとする目的は共通しています。
しかし目的が一緒でもふたりは出発点も違えば動機も違う。
そして何よりおかれた境遇が大きく異なります。
又、目的に対するアプローチがあまりにもかけ離れています。

これだけ違うふたりがたとえ
同じ目的・同じ理想を抱いていたとしても
最終到達点が自ずから異なったものになるのは
ある意味必然ではないでしょうか?

ディリータがティータの死により
自らの手で理想の社会を掴もうと望み
そのために王位と権力を欲して
他人を受け入れられず
自分の行動を縛り付けてまでも
覇者という孤独な道を歩んでいこうとするのに

ラムザは自分の置かれた境遇に悩み
傷つきながらも
仲間や友人たちとの様々な出会いと別れの中で
自分の道を発見していきます。
ディリータは頑ななまでに他人を拒絶し
痛みを自分ひとりで背負ってしまうのに…ね。

そしてラムザとディリータが最終的に下した決断こそ
ふたりの考え方の違いを端的であるにせよ
示しているとはいえないでしょうか?

ティータとの約束を守り
覇者として歩み始めるディリータ。
(勝手にディリータが誓ったんですけどね)

そして社会を改革するなどという
大きな使命に燃えるのではなく
自分の大切な人を守りたい。
人々に笑顔を取り戻したいという私的な理由で戦うラムザ。

ディリータにとって大切な人は
どれだけ望んでも得られないのに
ラムザはアルマだけでなく
仲間も友人も…彼に接する全ての人が幸せになるために戦います。

王位や差別のない社会といった象徴的なものでしか
幸福を見つけられなかったディリータ。
しかし、ラムザにはアルマがいて仲間がいる。
…ふたりの差は歴然としています。

EDでラムザが王位やディリータには目もくれず
アルマと去ってしまったこと。
言いたいことはたくさんありますが
ラムザの行動はゲームのEDに相応しいものではないでしょうか?

結局、ラムザが望んでいたのは
王位でも、差別の無い社会でも、歴史の真実でもなくて
側に大切な人がいて…自分とその人が幸福であるという充実感。
そのために戦っていたのではないでしょうか?

自分が愛し、愛される存在であることを知っているがゆえに
他人に対しても優しくなれる。
ラムザを見ているとそんな風に感じてしまいます。
自分の大切な人を守りきり
世界の平和を守ったラムザにとって
実は王権争いなんてどうでもいいことだったのかも…。
(石を投げられるかな?)

ただひとつ言えるのは
EDのラストでディリータが呟いた台詞。
ラムザが手に入れたものとディリータの手にしたもの。
優劣はつけられませんが
少なくともラムザとディリータも
ラムザが手にした幸福が決して
ディリータの手にした王冠に引けを取らない
大切で価値のある物だということを知っていたのではないでしょうか?


第二はベオルブという名前について。
ディリータの出発点がティータの死であり
貴族階級に対する疑問と反発であることは疑う余地もありませんが
ラムザの出発点となったであろう出来事は
ティータの死であると同時に
ベオルブという名の重圧であることは
他の人も指摘されている通りだと思います。

騎士としての名門の家であるベオルブ家。
未熟なラムザの心労はいかほどのものだったでしょう?
しかし私はラムザがいつまでも
ベオルブという名前に縛られ続けていたとは思いません。

確かにラムザの出発点は
ベオルブ家の一員として名前に恥ずかしくない人間になろう。
…ということでした。

しかし、様々な人との出会いや別れの中でラムザは
ベオルブという名前にどれだけの価値を見出したのでしょうか?
貴族階級の驕りと高ぶり。
階級社会の醜さをつぶさに眺めてきたラムザが
ベオルブという名前に大きな感慨を持てなくなっていたとしても
そう不思議なことではありません。

ラムザは最後までベオルブ家の男として
立派な人間になろうと努力しましたが
彼の行動そのものは
決してベオルブという名前に収まりきれないような気がします。

ゴルターナ公にオルランドゥ伯がついていても
戦乱が治まらなかったように
たとえバルバネス父さんが生きていても
ラーグ公を止めることは出来なかったでしょう。

ベオルブという名前が
大きければ大きいほどそれに対する重圧は大きくなります。
そしてベオルブという名前にしがみつくということは
貴族社会にどっぷりとはまって
自由な思考が阻害されるということではないでしょうか?
そう…二人の兄さん達のように。

ラムザのリベラルな考え方や
その行動を見ている限り
ラムザの言うベオルブの名に恥じない人間になりたい。
…という彼の言葉は
同時にひとりの人間として
何が正しいのかを自分の目と耳で確かめ
自らの意思で行動できる人間になりたいということではないでしょうか?

そして実際にラムザの行動はそれに近いものがあります。
騎士の…そして世間の常識に囚われない
自由な発想と行動力は
既にベオルブという名前を超えているのではないでしょうか?

結局、何が言いたいのかというと
ラムザの行動はベオルブの名前に負けないような人間になろうという
出発点から出たものではあるけれど
彼の行動そのものは、ラムザが出会い経験した
様々な出来事の中から自分で考え
導き出した結果なのではないかということです。

EDでラムザ&アルマのベオルブ兄妹の葬式が行われたことも
ふたりがベオルブの名前に縛られることのない
ただのラムザとアルマとして
第二の人生の出発を祝うものであったと考えるのは考えすぎでしょうか?
そう考えるとあのEDも結構…
ラムザとアルマのふたりにとっては
ベストなものだったのかも知れませんね。

それにしてはディリータとオヴェリアの扱いがあまりにも…。
いや言うまい。(充分すぎるほど言ってるってーの)
…戯言ですけどね。

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長すぎ。
そして無駄に感情移入しすぎです。
基本的に内容は当時のままで
文を整のえるために改行位置を変更したぐらいだったり。

何と言うか…私も若かったのね。(苦笑
今でも某掲示板で煽って煽られてをしてたりしますので
全ッ然成長してないだけかも知れませんけど。
やっぱりPSPを買わなきゃいけないのかな…orz
posted by のあなな at 23:58| 北海道 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

マリア様がみてる 黄薔薇革命

マリア様がみてる―黄薔薇革命マリア様がみてる―黄薔薇革命
販売元 : Amazon.co.jp 本
価格 :
[タイトル] マリア様がみてる―黄薔薇革命
[著者] 今野 緒雪
[種類] 文庫
[発売日] 1999-02
[出版社] 集英社

>>Seesaa ショッピングで買う

学園祭の夜にロザリオを受け取って、正式に祥子の妹になった祐巳。紅薔薇のつぼみの妹としての日々が新たにスタートするが、思いがけない大事件が待ち受けていた。今年度の「理想の姉妹」賞に選ばれた黄薔薇のつぼみの支倉令とその妹の島津由乃が、突然姉妹関係を解消したのだ! 二人の影響を受けた少女たちが自分のお姉さまにロザリオを返す事件が相次ぎ、学園中が大パニックになるが!?
本書カバー裏より

面白かったです。
前作と較べると構成が…な部分もあったりしますが
豪華絢爛な方々との距離が近づくにつれて
その個性やキャラクターが徐々に判ってきて
とても興味深いと思いました。

以下、キャラ萌えに関して。(黄薔薇革命終了時点です)

福沢祐巳■紅薔薇のつぼみの妹
  一応主人公? 
  世間ずれしてなくて素直なのが取り得。
  天然ボケで緊張しちゃってお腹がぎょろぎょろぎょーと鳴ったり
  とても親しみ易い人だったり。
  読者目線で物事を考え
  素直なため他の人と絡ませやすいのが特徴。
  祥子のことになると暴走しがち?

小笠原祥子■紅薔薇のつぼみ
  容姿端麗・成績優秀にして祐巳ちゃんの憧れの人。
  わりと子供っぽい性格をなさっていて
  むきになりやすく白薔薇さまや紅薔薇さまに良くからかわれる。
  印象としては一途で真直ぐな人…かな。
  生真面目な理想家で不正を許せないって感じ?
  祐巳ちゃんの存在に癒されてるというか心を許しているっぽい。
  以前、藤堂志摩子さんに妹になることを断られた経験あり。

藤堂志摩子■白薔薇のつぼみ
  祐巳ちゃんと同学年にして容姿端麗・成績優秀な完璧超人。
  多分、ちょっぴりSだと思う。
  真面目で固い人だけどそれだけじゃないというか。
  重圧を重圧と感じながらもそれを意識させない人。
  物事の裏側まで見えちゃうから
  あまり気負わず、自分のできる範囲で正しく清く美しく…かな。
  その辺のフィーリングが祥子さんと志摩子さんの違いだと思う。

武嶋蔦子■写真部のエース
  東京魔人学園の遠野杏子ちゃんそっくりな人。
  考え方が大人びていて素敵。

紅薔薇さま■ロサ・キネンシス
  祥子さんのお姉さまにして苛めっ子そのいち。
  ふんわりと優しいようでいて しつけは超厳しいらしい。
  その輝きが失われないように
  とても大切に祥子さんを育てられたんだろうなぁ…との印象。

  別に変な意味じゃなくて
  下手に理想に燃えている人ほど挫折に弱いというか
  ぴんと張り詰めた弦ほど切れ易いと言いますしね。
  今は祐巳ちゃんの存在を得て成長しつつある祥子さんを
  優しい視線で見守っているッポイ。
  
  植物としてのロサ・キネンシスは四季咲きの紅い薔薇。
  別名「庚申薔薇」「チャイナローズ」。
  chinensisは「中国の」の意。

白薔薇さま■ロサ・ギガンティア
  志摩子さんのお姉さまにして祥子さんの苛めっ子そのに。
  性格は多分、超ドSだと思われ。
  あの祥子さんをからかうために祐巳ちゃんに絡んでみたり。
  まさに外道。
  明るい性格で誰からも好かれるというのがまた酷い。

  基本的に人間関係の機微に富んでいて
  相手の地雷を踏まないように
  注意深く観察しているんじゃないかと思われます。
  そういった意識が薄く生真面目な祥子さんは
  見ているとついからかいたくなる相手なのでしょう。

  今回の黄薔薇革命に関しても
  基本的に深入りはしないようにしつつも
  その波及効果について憂慮しておられました。
  そういった深謀遠慮ができる人で
  本音と建前を上手に使い分ける人だから
  藤堂志摩子さんと馬が合うのでしょう。

  植物としてのロサ・ギガンティアは春に咲く白い薔薇。
  別名「大花香薔薇」。
  giganteaは「巨大な」の意。

黄薔薇さま■ロサ・フェティダ
  なんでもそつなくこなす不思議な人。
  性格はちょっぴり毒のあるS…なのかな?
  今回の黄薔薇革命のキーパーソンだった癖に
  なーんにもなさらなかったいけずな人。

  途中でネタを予想しつつも
  実際にそのまんまだとは思わなかったり。
  優等生をそつなくこなしながら
  いつも不機嫌そうな顔して
  退屈で退屈で死にそうなお方。
  私はこういう人…滅茶苦茶好きだったり。

  多分、非常用スイッチが入らないと
  本音では語れないんじゃないかなーと予想。
  無理に自分を押し殺しているという感じではないだけ
  根深い問題がありそうな感じでしょうか?

  けっこう感情的でしかも見た目には普通そうだから
  余計に性質が悪いと思ったり思わなかったり。
  是非、そのままの貴女でいて欲しいですね。

  植物としてのロサ・フェティダは春に咲く黄色い薔薇。
  別名「オーストラリアン・イエロー」。
  foetidaは「悪臭のある」の意。

島津由乃■黄薔薇のつぼみの妹
  見た目からして庇護欲を誘うような
  ちょっと頑張ってみました感のただよう病弱なおさげ少女。
  自分の足で令ちゃんの横に立ちたい!
  …って決意はとても立派だと思います。

  意識してるのかしてないのか判りませんが
  ちょっとだけSだと思います。
  しかも支倉令さんにだけ。
  すっげー愛されてて素敵じゃん?

  肝心の支倉令さんはその真意に気づかず
  思いっきり振り回されていましたけどねー。
  趣味がスポーツ観戦で愛読書が剣豪小説。
  渋い!
  でもまぁ…そんなに不思議ではないかな。

  いつも大人しく思われているため
  いきなり突拍子もないことをする…なーんて
  周囲の勝手な思い込みに傷ついてきたのでしょう。
  いっそ髪の毛をバッサリ切って
  思いっきりイメチェンを図っても面白いかも。
  そのときの令ちゃんの反応が見ものです。

支倉令■黄薔薇のつぼみ
  趣味が裁縫で少女小説をよく読まれる方。
  明朗快活なショートカットの王子様と思いきや
  それは病弱な由乃さんを守るために頑張った結果だったり
  その決意や努力が偽者とは思いませんが
  ちょっと頑張りすぎちゃって目標がずれてる感じ?

  今まで由乃さんを守ることで
  自分のバランスを取ってきたのが
  実は由乃さんに依存してるだけだと本人に指摘され
  愛する由乃さんにロザリオを返還されちゃって右往左往。
  この展開…すっごい萌えますよぅ!
  
  結局は相思相愛で元の鞘に納まっちゃうわけですが
  もう少しだけ苦しんでみても面白かったかも?  
  こういうドロドロな展開が大好きな私。
  正しく少女漫画というかコバルトな展開だと思ったり。

今回は黄薔薇さま関係をクローズアップするお話でした。
由乃さんの病気関係については詳しく語られていませんが
心房中隔欠損あたりが疑わしいのかな?
以前、有閑倶楽部でも取り上げられいたから
…なんて単純な理由からそう思っただけなんですけどね。

血液や免疫関係は結構複雑で
うちの遺伝的にもちょっとアレなのよねー。
などとちょっとだけ脱線してみたり。
戯言ですけどね。
posted by のあなな at 14:21| 北海道 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | マリア様がみてる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

銀色の世界。

今の時期は三寒四温と申しまして
暖かくなったと思ったら寒さが戻り
それでもやっぱり日差しは柔らかくなったりして
日々刻々と春の訪れを予感させます。

だからと言って3月13日(火)午前7時現在の札幌のように
朝起きたら一面の銀世界で除雪車が音を立てて雪を撥ね
風雪吹きすさびっつーか横殴りの風で眠気は吹っ飛び
さらに雪が横からびしびし当たって痛いんだか寒いんだか
良く判らないうちに車までたどり着いて
一晩で真っ白に染まったそれを救出しつつ
外気が冷え込んでるのでなかなか車内があったまらない
…なんて事態は勘弁していただきたいものです。

いや本当になんの罰ゲームなんだか…orz
今年は雪も少なく暖冬でちょっと残念ね。
などと思ったら大間違いでした。
今頃になってインフルエンザが流行してたりしますし。
それでも普段の年と比較すると
随分と楽をさせてもらってるとは思いますけど。

冬は好きだけど寒いのは嫌。
つーかコタツで蜜柑が好きなだけ。
凛とした朝の空気は悪くないんですけどね。
ぬくぬくお布団の魅力には逆らえないというか。

なんだかんだ言いつつも
冬は寒さがハッキリしているほうが好きだったりします。
横浜に3年。茨城にも3年ほど住んでいましたが
やっぱり冬は雪が降っていないと落ち着かなかったり。
というか…部屋の機密性があんまりだったので
北海道にいた時のほうがよっぽど暖かかったりして?
暖房代はそれこそ火が吹くけどなー。

でも異常気象で雪が降らなくなるよりは
多少苦労してでもこうやって雪が降ったほうが良いかな。
どれだけ人間が頑張ろうとも
雄大な自然にはやっぱり適いませんしね。

日本に住んでいるからこそ
こうやって四季の移り変わりを肌で感じることが出来ます。
そのおかげで花を愛で虫の声を聴き月に思いを馳せる
情緒豊かな国民性になったとするのなら
ただ単に寒いだけの冬も
それなりに感慨深いものですよね。

外国の方には虫の声を聴く習慣がないといいます。
それは単に日本の情緒を理解できないから…ではなく
言語的に虫の鳴き声を「声」として認識する
日本語の特異さのおかげだと聞いたことがあります。

虫愛ずる姫ぎみは日本だからこそ生まれた物語だったのかも?
幼い頃から訓練することで
外国の方でも問題なく虫の声を感じることができるそうなので
人種や身体的な特徴によるものではなく
正しく日本の文化というか情緒によるものなんでしょうね。

つーか…微妙で繊細すぎるような気もしないでもない。
どれだけ日本が平和だったのかという証拠でもありますけど。
それなりに飢饉で苦しんだりもしましたが
基本的に日本の為政者達はそこまで酷い圧政をしませんから。
勿論、規模が違うだけで
ろくでもない輩は何処の国にもいますけどね。

安寿と厨子王の話とか聞くとやるせなくなりますもん。
出てくるのは確か地方の荘園と盗賊や人攫いどもなので
為政者達の責任にしちゃうのは
ちょっと可哀相な部分がありますけどね。

織田信長の比叡山焼き討ちや長島の戦いなど
一般的に虐殺と呼ばれるようなものはありますが
世界史レベルで見ると桁がふたつばかり違ったりもして
雪が降って寒くて嫌…から
どれだけ脱線してるんだか理解に苦しんでみたり。

戯言ですけどね。
posted by のあなな at 08:31| 北海道 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする