2009年02月10日

銃・病原菌・鉄




 
n55.jpg

n56.jpg
銃・病原菌・鉄〈上巻〉
販売元 : Amazon.co.jp 本
価格 :
銃・病原菌・鉄〈下巻〉
販売元 : Amazon.co.jp 本
価格 :

[タイトル] 銃・病原菌・鉄
[著者] ジャレド ダイアモンド  Jared Diamond  [翻訳] 倉骨 彰
[種類] 単行本
[発売日] 2000-09/2000-09
[出版社] 草思社

>>Amazon.co.jp で商品を確かめる
銃と軍馬――
16世紀にピサロ率いる168人のスペイン部隊が
4万人に守られるインカ皇帝を戦闘の末に捕虜にできたのは、
これらのためであった事実は知られている。

なぜ、アメリカ先住民は銃という武器を発明できなかったのか?
彼らが劣っていたからか?
ならば、2つの人種の故郷が反対であったなら
アメリカ大陸からユーラシア大陸への侵攻というかたちになったのだろうか?

否、と著者は言う。
そして、その理由を98年度ピューリッツァー賞に輝いた本書で
最後の氷河期が終わった1万3000年前からの人類史をひもときながら説明する。
はるか昔、同じような条件でスタートしたはずの人間が
今では一部の人種が圧倒的優位を誇っているのはなぜか。
著者の答えは、地形や動植物相を含めた「環境」だ。

たとえば、密林で狩猟・採集生活をしている人々は
そこで生きるための豊かな知恵をもっている。
だが、これは外の世界では通用しない。
他文明を征服できるような技術が発達する条件は定住生活にあるのだ。
植物栽培や家畜の飼育で人口は増加し、余剰生産物が生まれる。
その結果、役人や軍人、技術者といった専門職が発生し
情報を伝達するための文字も発達していく。

つまり、ユーラシア大陸は栽培可能な植物
家畜化できる動物にもともと恵まれ
さらに、地形的にも、他文明の技術を取り入れて利用できる
交易路も確保されていたというわけだ。

また、家畜と接することで動物がもたらす伝染病に対する免疫力も発達していた。
南北アメリカ、オーストラリア、アフリカと
決定的に違っていたのは、まさにこれらの要因だった。

本書のタイトルは、ヨーロッパ人が
他民族と接触したときに「武器」になったものを表している。
Amazon.co.jp の商品説明より

なぜ人間は五つの大陸で異なる発展をとげたのか?
人類史の壮大なミステリーに挑んだ話題の書!
ピュリッツァー賞、コスモス国際賞受賞。

示唆に富んだ 名著 だと思いますた。
いや、本当に面白い内容なのよ。

少し私にはリズムが合わなくて
幾度となく本を開いたまま
夢の世界へと旅立ちますたが…orz

興味深い疑問を最初に提示して
そこに至るまでの経緯を説明して
仮定に仮定を重ねて推論を導くまでが
少々くどいくらいの描写です。


実際の検証作業は示唆に富み
興味深い内容が目白押しなんですけどねー。
大型生物の家畜化や
5大穀物の栽培品種化に注目し

それぞれの文明ごとの特徴を整理しつつ
人種による優劣ではなく
それぞれを取り巻く環境によって
進歩のスピードに差が生じてしまったことや

食物の生産性や軍事技術だけではなく
病原菌への抵抗力に着目したことに
目から鱗が出るぐらい感心させられました。

特に環境の違いによる社会の分化プロセスや
どうしてシマウマが家畜化されなかったのか?
なーんて項目が記憶に残っていたり。

戦争や交易によって異民族と交流してないと
疫病などに対する免疫力が強化されない
…ってのが少しやるせないです。

逆に言うと民族の移動と疫病の大流行は
いつもセットだった…というのを
少し意識させられる内容になっています。

現代は飛行機によって人や動植物の移動が簡易になり
未知の病原菌が拡散するリスクが
以前に比べて高まってることを考えても
いろいろと考えさせられますよね。

posted by のあなな at 11:43| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | さいえんす | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。