2009年11月02日

漫画あれこれ

のだめカンタービレ終わっちゃいましたね。
人気がありすぎて終着点を探しあぐねていた…というか

音楽って楽しい → 才能がないと大変
→ それでも音楽と一緒にあり続ける喜び

…って道筋を辿るのがこの手の漫画の常ですが
才能の有無を漫画で表現しようとすると
どうしても漫画表現のインフレや
キャラクター同士のギスギスとした
内面描写に踏み込むことが多く

それはそれで間口を広く取って
親しみやすいキャラクターで人気を博し
多くのファンに受け入れられてきた
のだめという作品の魅力を
削ぐことにも成りかねないわけで…難しいですよね。
千明とゴールインすることを目標にしたり
ふたり揃って大きなコンクールで認められることを
新しい目標に掲げることも出来たとは思いますが
どうも作品としての旬は過ぎてしまったような気もしますし。

それに個人的に誰とくっついたり離れたりかだけで
あの作品を進行させていくのは辛いだけだと思ってしまったり。
作品としての見所は幾つもあったように思いますが

のだめが錯乱してシュトレーゼマンの元に走り
ひとりの音楽家としてその道を歩き始めたところが
やっぱり作品としてのハイライトになるんでしょうか?
その後にあったいつもの揺り戻しと
変わらないところまで含めて作品の魅力なんでしょうけど。

まるでメフィストフェレスと契約したかのように
足下に魔法陣まで描いて
のだめが盛大に騙される雰囲気を匂わせてたしなー。

その先をあえて描かなかったことが
作品として良かったのかどうかは判りませんが
とても面白い作品だと思いますし
安易にふたりをくっつけて終わらせなかったことは
読者に対してとても誠実だったように思います。


つか、のだめを読めば読むほど
一条ゆかり作品の凄味を思い知ることになったり。

毎度毎度、ジェットコースターのように
キャラクターを持ち上げては落とすことに注力して
あそこまでの作品を紡ぎ上げているってのは
なみ大抵の精神力じゃ難しいというか無茶ですよね。

どちらが上か下かということではなく
作品として求められている部分が違うってことですが
一条ゆかりさんのプライドも
作品として大詰めを迎えてて目が離せませんよね。


後は定番の よしながふみさんの大奥。
単行本の5巻に収録されていた分に関しては
正直、期待ハズレだったんですが
今号の掲載雑誌を読んで納得というか
あーあー…こういうことがしたかったねと
素直に脱帽するしかなかったり。

家光と綱吉のカップルの対比が
また味わい深いっつーか趣深いですやね。

ずーっと誰かに受け止めて欲しかったのに
その立場ゆえか それも適わず
ただ暴君のように君臨することでしか
自らの存在を確かめることができないのがね。

後一歩。
お互いが素直に歩み寄ることができていたのなら
…という もの悲しさもまた素敵なのです。
物語の緩急の巧みさが心地よいですやねー。
posted by のあなな at 08:31| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。