英の現代版「切り裂きジャック」、近所の37歳男逮捕
12月18日21時19分配信 読売新聞
【ロンドン=中村宏之】英東部サフォーク州の州都イプスウィッチ郊外で5人の売春婦の遺体が次々に見つかった事件で同州の警察当局は18日、5人全員の殺害容疑で現場近くに住む37歳の男を逮捕したと発表した。
警察当局は男の名前や逮捕の詳細については明らかにしていないが、英BBC放送は、スーパー店員、トム・スチーブンス容疑者と報じている。
同容疑者は英大衆紙サンデー・ミラー(17日付)の単独インタビューに応じ、殺害された大半の女性と関係を持っていたことや警察から4回にわたって事情聴取を受けたことなどを明らかにしていた。事件は19世紀の英国で売春婦が次々に殺害された「切り裂きジャック」を連想させるとして英メディアが連日、大報道している。
日本でも新宿で少し猟奇チックな
バラバラ死体が発見されて
メディアの話題をさらっていますが
これは海の向こうのお話。
切り裂きジャック再び?!…英国で連続殺人か
12月14日8時3分配信 スポーツ報知
英国の南東部・イプスウィッチ郊外で12日、売春婦と見られる2遺体が見つかった。この地域では今月に入ってから、すでに売春婦3人の他殺体が発見されており、犠牲者は5人に。1888年に売春婦が少なくとも5人殺害された「切り裂きジャック事件」を連想させることから、地元メディアは大々的に報じている。捜査当局は連続殺人事件の疑いがあると見て、大規模な捜査を始めた。
霧のロンドンと若い女性ばかりを狙う犯行。
最終的に犯人が捕まらなかったことも含めて
100年以上前の切り裂きジャック事件は様々な憶測を呼び
今なお私たちの関心を惹きつけてやみません。
ちなみに切り裂き事件のことを
詳しく調べ研究する人たちのことを
リッパロロジストと呼ぶんだそうな。
シャーロキアンみたいな感覚なんでしょうか?
切り裂き事件の犯人に関しては
若い医師や女性説、はたまた鉄仮面の偉い人など
未だに様々な仮説が生み出され
そのたびに物議を醸し出しています。
ぶっちゃけ最初に話題になりそうな犯人像を決め
それにあわせて証拠を取捨選択していく
その過程を楽しむのが本来の楽しみかたなんじゃないかなーと。
歴史の事実よりも
読者の望む願望こそが物語の拠りどころですしね。
勿論、そうじゃない真面目な研究もたくさんありますけど
私たちがショッキングな事件に眼を奪われるのは
事件そのものに対する目新しさもそうだけど
そこに潜む異常性こそが事件の真相なんだ…と
面白おかしくメディアがでっち挙げるからですしね。
単に怖いものみたさの野次馬根性もありますが
自分は安全な場所にいながらにして
バケモノじみた異常な殺人事件を
テーマパーク気分で消費できるってのが
お茶の間ワイドショーの利点であり強みです。
今回の英国の事件に関しては
まだ詳細な情報がないのであれですが
私が常々思うのは正常と異常の境目って
ほんの数センチしかないんだろうなってことだったり。
普通の人は夜道で人を襲ったりはしませんが
その人の生活を追い詰め
生きる選択肢をどんどん削っていけば
犯罪者と正常者の境目はどんどん薄くなっていきます。
もし自分がそうなってしまったとき
私は自分が正常者でいられる自信はありません。
切り裂きジャック事件に関しては
『ロンドンの闇』というのが必要以上に
私たちの想像力を刺激しちゃうことを
今さらながらに思い知らされるような感じです。
事件そのものはどこにでもあるような殺人事件。
舞台は霧のロンドン。
時刻は深夜。
被害者は若い女性。
目を引くのはその無残な殺され方。
犯人はまだ捕まっていない。
これらイメージの断片が積み重なって
必要以上に怖れられたとき
都会に潜む闇は大きく感じられます。
それは隣に住む人の本当の姿を私たちが知らないせいなのか
はたまた被害者の中に明日の自分を見るからなのか
そして光り輝く都会の片隅で
どこか宙ぶらりんで人寂しい気持ちを抱いてしまうせいなのか。
事件の真相は謎に包まれたまま。
私たちはただあてどもなく
都会の砂漠を右へ左へと流離うことしかできない。
…なーんて意味不明なことを書いてみたり。
別にそこまで今回の事件に興味はなかったりします。
それよりもどうして
切り裂きジャック事件がここまで大きく取り上げられ
関心を引き付けるのかってことに興味を覚えます。
明日に対する漠然とした不安。
こう言葉にはできないもやもやとした何かが
霧のロンドンや若い女性の惨殺死体と組み合わさって
希代の殺人鬼ジャック・ザ・リッパーを誕生せしめたのではないかと。
それに比べたら事件の真相や
本当の犯人なんかは本当にどうでも良かったり?(ぉ
なんかもうぐだぐだですまそ。

