2007年06月28日

宗像教授伝奇考 (第1集)

n16.jpg宗像教授伝奇考 (第1集)
販売元 : Amazon.co.jp 本
価格 :
[タイトル] 宗像教授伝奇考 (第1集)
[著者] 星野 之宣
[種類] 文庫
[発売日] 2004-01
[出版社] 潮出版社

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鉄あるところに白鳥あり──
昴を表す「七星剣」を手にした宗像教授が
訪ねた出雲で、真っ赤に錆びた隕鉄を発見。
人類最初の鉄器は宇宙からの鉄を利用した
ものと考察した教授は、鉄の神話、星の神話、
白鳥伝説との関連性をひもといていく…。
< 白き翼 鉄の星 > より
本書カバー裏より

異端の民俗学者、宗像教授が民俗学の調査中に遭遇した
数々の事件を解き明かす一連のシリーズになります。
諸星大二郎が稗田礼二郎なら、星野之宣は宗像伝奇と言われるように
伝奇・ミステリー・SF・神話などの各要素を取り込みつつ
読者の知的好奇心を満足させうる問題提起をしてくださいます。

多少、論理の飛躍があったりしますが
壮大で緻密な構成力と大胆な仮説こそがこのシリーズの魅力であり
まさにセンス・オブ・ワンダーと呼ぶに相応しかったり。
七星剣や潮盈珠(しおみつたま)など
なじみの深いアイテムを小道具に使いつつ
多様なストーリーを織りなす作者にはただ脱帽するばかり。

◇白き翼 鉄の星・前編
◇白き翼 鉄の星・後編
◇潮盈珠
◇宗像の海
◇贄の木
◇巨人伝説

この巻の収録作は上記の通り
それぞれの作品ごとに味付けが異なるというか
もう本当に中身が濃いんですよぅ。
内容に納得できない部分があったとしても
その構成力にはただ驚くばかりです。

牛の首という都市伝説があります。
以下、うまい棒バカ一代というサイトで紹介されている
2chのオカルト板の都市伝説スレッドを
管理人さんがまとめたものから引用しちゃったり。
「牛の首」という恐ろしい怪談がある。

 この話は江戸時代にはすでに知られていたようで、
 寛永年間に書かれた庶民の日記にすでにその名は出ている。
 とはいえ、そこに記されているのは「牛の首」という
 怪談の名前だけで、話の内容は
 「今日、牛の首という怪談を聞いたが、
 あまりにも恐ろしい話なのでここには書けない」
 として語られてはいないのだが。

 このように文献にはっきりとした形で残ることはなかった
 「牛の首」だが、その物語は口授で今日まで語り継がれている。

 だが、私はその話をここに記すつもりはない。
 あまりに恐ろしい話なので、思い出したくないのだ。
 その代わりに「牛の首」を知っている数少ない人物の
 一人の身に起きたエピソードを語ってみようと思う。

 その人物は小学校の教師である。
 彼は学校の遠足の時に、
 バスの中で怪談を子供たちに語り聞かせていた。

 普段は騒々しい子供たちも今日は真剣に彼の話に耳をそばだて、
 本気で怖がっている。

 これに気をよくした彼は、
 最後にとっておきの怪談である「牛の首」を披露することにした。

 彼は声を潜めると子供たちにこう言った。
 「これから話すのは『牛の首』という怪談だ。牛の首とは…」
 ところが、彼が話を始めた途端にバスの中に異変が起きる。
 子供たちが物語のあまりの恐ろしさに怯え、
 口々に「先生、もうその話しはやめて!」と訴えだしたのだ。

 ある子供は真っ青になりながら耳を塞ぎ、
 別の子供は大声を上げて泣き叫ぶ。
 ところが、それでも彼は話をやめようとしない。
 彼の目は虚ろで、まるで何かに取り付かれたかのようであった…

 しばらくするとバスが急に停止した。
 異変を感じて正気に戻った彼が運転席を見ると、
 バスの運転手が脂汗を流しながらぶるぶると震えている。
 おそらくこれ以上は運転を続けられないと思い
 車を止めたのであろう。

 さらに辺りを見まわすと、
 生徒たちは皆口から泡を吹いて失神していた。
 それ以来、彼が「牛の首」について何かを話す事はなかったという。
定番都市伝説集 牛の首1より引用

もともと「牛の首」という談話は
小松左京さんの短編小説から来ていると思っていましたが
引用元のサイトによりますと
「SF出版界にはもともと牛の首という小話が存在しており
 これを広めたのは筒井康隆である」と
小松左京先生本人が言われたことがあるそうです。

もともと「饅頭怖い」に代表されるような
ちょっとした小咄が元ネタにありそうですが
出版業界から生まれた都市伝説であることは間違いないようです。
だがしかし
「牛の首」には隠された真実とも言うべき逸話があり
■牛の首2
この逸話によると怖ろしい歴史の闇が隠されていたりして!
真相は…なんですけどねw

詳しいことは先ほどのサイトで確かめていただくとして
■宗像教授伝奇考 (第1集) ◇贄の木
…が元ネタのひとつになっていたりします。
ちょっと逆説的になりますが
星野さんの作品に説得力があることの証拠ですよね。

この手のネタではVIPPERで以前話題になった

■俺の先祖は恐ろしい人物かも知れない・・・

■俺の先祖は恐ろしい人物かも知れない・・・2

…がものすごく良くできていたと思ったり。
私もリアルタイムで体験したかったなー。

たまにはこんな話題も悪くないでしょ?
ちなみに私は都市伝説系のネタは大好きだったり。
あんまり集中的にのめりこむとヤバイので
一応は節度を守って楽しんでるんですけどねー。

ホントウデスヨ?
posted by のあなな at 23:07| 北海道 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | おかると | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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