![]() | ![]() |
| IGNITE WEDGE 1 販売元 : Amazon.co.jp 本 価格 : ¥ | IGNITE WEDGE 2 販売元 : Amazon.co.jp 本 価格 : ¥ |
呑まれるな 求めていたのだろう 力を?本書より一部台詞の抜粋
すみやかに ひたすらに 望め
静かに 激しく
力をイメージしろ 怒りを保て
自らを削り 全てを抉る 牙を求めろ
己の嘆きを 刃と成せ
そんなこんなでさっそく購入しちゃいました。
あー…この表紙はなんか見覚えがあります。
パッと目が惹きつけられながらも
「どうせ絵だけの駄目漫画」と
勝手に決めつけ購入をスルーした漫画だw
なるほどなるほど。
大塚英志さんの原作で作品を残していることも
大きなマイナスイメージだったみたい。
どれだけ腐った先入観を持っていたんだか…私。(苦笑
結論から先に言いましょう。
表紙の格好良さに騙されてはいけません。
中身がスッカスカの能力バトル漫画ではなく
2巻で完結という短い作品ながらも
やまむらはじめさんのエンブリオ・ロードにも似た
異世界ファンタジーの王道とも言うべき内容になっています。
いや、ちゃんと能力者もののテンプレートに沿っていますし
ストーリー展開なども想定内というか
特に目新しい内容では決してないのですが
それでもしっかり心に残る何かがあると思います。
というか…やっぱ私、この人の台詞まわし凄い好きかも。
雰囲気があるというか
どこか突き放したようなやりとりが嫌いじゃないです。
ラストは制限内でまとめきれなかったのか
余韻を残すような定番の終わり方だったと思いますけどね。
やまむらはじめさんや
上田信舟さんあたりを好きな人なら
わりと気に入ってくださるんじゃないかと思います。
自虐的で何かに依存したくて
そんな自分を変えようと藻掻きながら
悪意の奔流で傷つき
それでも前に進もうとする負け犬達の物語。
…なんて書いちゃうと
ちょっと脚色しすぎかも知れませんが
読後感はそんなに悪くなかったりします。
絵がもろにストライク気味なせいもありますけどね。
多分、この人の本質は能力ものバトルや
異世界ファンタジーなどではなくて
つまらない日常生活を送りながら
ここではない何処かへと思いを馳せつつ
いつまでも癒されることのない魂の孤独と
来るはずのない救済を求めずにはいられない
心の欠片を埋めるような代償行為にあると思います。
そういった意味では異世界ファンタジーや
能力ものバトルとも相性は決して悪くないはずなんですが
見栄やハッタリが足りないというか
シリアスに傾きすぎて余裕が足りないのでしょうか?
雰囲気があって私は好きなんだけどなー。
■223khz

上記は作者である堤芳貞さんのサイトになりますが
渋い中年や雰囲気のある眼鏡さんが特に素敵なのですよ!



