2009年06月07日

外道の書



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外道の書
販売元 : Amazon.co.jp 本
価格 :

[タイトル] 外道の書
[著者] イダ タツヒコ (著)
[種類] 単行本
[発売日] 2001-03
[出版社] 河出書房新社

>>Amazon.co.jp で商品を確かめる
WARNING!

この本を利用して
破壊行為、殺人、悪魔召喚等が
行われた場合、
当方はいっさい責任を負いかねますので
ご了承ください。
尚、危険ですので、悪用はおやめ下さい。

イダタツヒコ
本書巻末より

サンデーGXで美女で野獣や
誰かがカッコゥと啼くを連載されていた
作者のイダタツヒコさんが井田辰彦名義で
ヤングマガジンで連載されていたものに
修正を加えた作品になります。

連載されていたのは 1990年〜1991年にかけてですので
もうかれこれ 20年近く前の作品になりますが
ジョジョ4部に出てきた岸辺露伴のスタンド
天国の扉のアイデアの源泉とも言うべき
人間が本になる…という異形のイメージを
誰よりも早く漫画で表現した作品だと思います。

作中では固有名詞こそ出ていませんが
巻末に SPECIAL THANKS TO
ABDOL ELHAZZAREDとあるように
絶対の真理、究極の知識を求めて
禁断の忌まわしい儀式に興じる魔人の姿は
クトゥルフ神話に繋がるイメージが想像出来ますよね。
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posted by のあなな at 12:58| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | おかると | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月08日

魔法と猫と魔女の秘密 魔女の宅急便にのせて



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魔法と猫と魔女の秘密 魔女の宅急便にのせて
販売元 : Amazon.co.jp 本
価格 :

[タイトル] 魔法と猫と魔女の秘密 魔女の宅急便にのせて
[著者] 正木 晃 (著)
[種類] 単行本
[発売日] 2003-03
[出版社] 春秋社

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魔法や魔女にまつわる興味深いお話をたくさん、キキとジジの『魔女の宅急便』にのせてお届けしたい。そうおもって、私はこの本を書いた。せっかく黒猫のジジ君が登場するのだから、大好きな猫たちのお話ものせてもらった。
これまで私は、宮崎駿さんが監督したアニメ作品『風の谷のナウシカ』と『となりのトトロ』を教材にする宗教学の入門書を書いてきた。幸いなことに、両方ともとても好評だった。その意味からすると、この本は宮崎駿アニメ宗教学の第三弾目ということになる。
本書冒頭にある はしがきから抜粋

宮崎駿監督の『魔女の宅急便』を例に取りながら
魔女と魔法にまつわるミニコラムのような本になります。
一応、宗教学を扱いながらも読みやすく
それぞれの逸話も興味深いのが多くて素敵なのです。

カバーイラストに惹かれて何気なく手に取った一冊ですが
あまりにも私の趣味と嗜好にマッチしすぎでした。
つか…目次と項目を列挙するだけで
いろいろ興奮できちゃう私が異常なだけ?
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posted by のあなな at 00:32| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | おかると | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月15日

声に出して読んではいけない唄。


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砂金
販売元 : Amazon.co.jp 本
価格 :
[タイトル] 砂金
[著者] 西条八十
[種類] 文庫
[発売日] 2004-03
[出版社] 日本図書センター

>>Amazon.co.jp で商品を確かめる
トミノの地獄  西条八十 詩集・砂金より

姉は血を吐く、妹は火吐く、可愛いトミノは宝玉(たま)を吐く。
ひとり地獄に落ちゆくトミノ、地獄くらやみ花も無き。
鞭で叩くはトミノの姉か、鞭の朱総(しゅぶさ)が気にかかる。
叩けや叩けやれ叩かずとても、無間地獄はひとつみち。
暗い地獄へ案内をたのむ、金の羊に、鶯に。
皮の嚢(ふくろ)にゃいくらほど入れよ、無間地獄の旅支度。
春が来て候(そろ)林に谿(たに)に、くらい地獄谷七曲り。
籠にや鶯、車にゃ羊、可愛いトミノの眼にや涙。
啼けよ、鶯、林の雨に妹恋しと声かぎり。
啼けば反響(こだま)が地獄にひびき、狐牡丹の花がさく。
地獄七山七谿めぐる、可愛いトミノのひとり旅。
地獄ござらばもて来てたもれ、針の御山の留針(とめばり)を。
赤い留針だてにはささぬ、可愛いトミノのめじるしに。
声に出して読んじゃ駄目だよ絶対。

今日も今日とてあっづいわけですが
皆様はいかがお過ごしでしょうか?
私は性懲りもなくオカルトサイト行脚をしてたりします。
お手軽なスリルに飢えてんのかねー。
自分でも良くわからないのがアレですが。

そんなこんなで見つけてみました。

◇声に出して読んじゃ駄目な唄。

詳しくは以下のサイトでどぞ。
■真があって運の尽き
■子供のための美しい庭

上のサイトではこの唄をめぐる
ネット上での騒動とその顛末が紹介され
不確かな噂話がネット上で都市伝説というか
現代に生きる怪談になるまでを確かめることができます。

下のサイトは純粋に
この唄の歌詞に関して感想を述べておられます。
叙情性豊かな日本語の美しさもそうですが
サイトそのものも凝ったつくりになっていますので
とても見応えのある素敵なサイトです。
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posted by のあなな at 02:15| ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | おかると | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月05日

新耳袋―現代百物語〈第4夜〉

新耳袋―現代百物語〈第4夜〉新耳袋―現代百物語〈第4夜〉
販売元 : Amazon.co.jp 本
価格 :
[タイトル] 新耳袋―現代百物語〈第4夜〉
[著者] 木原 浩勝中山 市朗
[種類] 文庫
[発売日] 2003-06
[出版社] 角川書店

>>Seesaa ショッピングで買う
ある日、何の気なしに足を踏み入れた山中。奇妙な案内に導かれ、山頂に辿り着いた学生たちは、世にも奇妙な光景を目にする。鬱蒼とした木立の向こうに真っ赤な屋根。こんなところに建物が? 人が住むような家にはみえない。大きく長い建物。
「こんな山の上に、何やろか?」興味をひかれた一行は、ふらふらとその建物に向かって歩き出したが……。
現代の怪奇現象の中でも、群を抜いて不気味な 『山の牧場』 編に未公開エピソードを加筆。
異界への扉が確実に、あなたを待ち受けている……。
本書カバー裏より

夏が来るたび思い出す…かどうかはともかくとして
私は一時期、この手の本を読みあさっていた時期がありました。
ただ怖い話が好きだったわけでもなく
そしてこれといった霊感の欠片もない私ですが
何か言葉では上手に説明できない不条理なものに
背筋がゾゾーッとする感覚はそんなに嫌いではありませんでした。

あくまでもフィクションとして
この手の共有体験を消費することが条件ではありますが。
幼い頃よりキリスト教系の習慣に馴染んでいたため
私は怨念やら幽霊やらはそこまで苦手ではありませんでした。
…その分、宇宙人が怖かったのですよ。
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posted by のあなな at 03:04| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | おかると | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月28日

宗像教授伝奇考 (第1集)

n16.jpg宗像教授伝奇考 (第1集)
販売元 : Amazon.co.jp 本
価格 :
[タイトル] 宗像教授伝奇考 (第1集)
[著者] 星野 之宣
[種類] 文庫
[発売日] 2004-01
[出版社] 潮出版社

>>Seesaa ショッピングで買う
鉄あるところに白鳥あり──
昴を表す「七星剣」を手にした宗像教授が
訪ねた出雲で、真っ赤に錆びた隕鉄を発見。
人類最初の鉄器は宇宙からの鉄を利用した
ものと考察した教授は、鉄の神話、星の神話、
白鳥伝説との関連性をひもといていく…。
< 白き翼 鉄の星 > より
本書カバー裏より

異端の民俗学者、宗像教授が民俗学の調査中に遭遇した
数々の事件を解き明かす一連のシリーズになります。
諸星大二郎が稗田礼二郎なら、星野之宣は宗像伝奇と言われるように
伝奇・ミステリー・SF・神話などの各要素を取り込みつつ
読者の知的好奇心を満足させうる問題提起をしてくださいます。

多少、論理の飛躍があったりしますが
壮大で緻密な構成力と大胆な仮説こそがこのシリーズの魅力であり
まさにセンス・オブ・ワンダーと呼ぶに相応しかったり。
七星剣や潮盈珠(しおみつたま)など
なじみの深いアイテムを小道具に使いつつ
多様なストーリーを織りなす作者にはただ脱帽するばかり。

◇白き翼 鉄の星・前編
◇白き翼 鉄の星・後編
◇潮盈珠
◇宗像の海
◇贄の木
◇巨人伝説

この巻の収録作は上記の通り
それぞれの作品ごとに味付けが異なるというか
もう本当に中身が濃いんですよぅ。
内容に納得できない部分があったとしても
その構成力にはただ驚くばかりです。
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posted by のあなな at 23:07| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | おかると | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月20日

文藝百物語

文藝百物語文藝百物語
販売元 : Amazon.co.jp 本
価格 :
[タイトル] 文藝百物語
[著者] 井上 雅彦田中 文雄森 真沙子加門 七海菊地 秀行篠田 節子霜島 ケイ竹内 義和
[種類] 文庫
[発売..
>>Seesaa ショッピングで買う
何より怖い本当の話

1997年3月夕刻より、東京・根津の古旅館にて行われた「百物語」怪談会の記録集。井上雅彦、加門七海、菊地秀行、篠田節子、霜島ケイ、竹内義和、田中文雄、森真沙子が語り起こす本当の話。

黄昏時。根津の路地裏に佇む古びた旅館。迷路のような廊下を辿り、ある一室に赴く八つの人影。結界が張りめぐらされ、蝋燭が灯されたその部屋で、彼らは深まる夜のなか、次々と怪異体験を語り始める。百話を完結させるとよからぬことが…と言伝えられる百物語怪談会。鬼気迫る一夜を本書で史実に再現。読む者もおそらくその禍禍しい掟から無縁ではいられない。稀代のホラー作家八人による驚愕の怪談実話集。
紹介サイトより

病院の売店ってどうしてあんなに味気がないんでしょう?
というか読みたい本がなさすぎ。
赤川次郎に西村京太郎、そして二昔ぐらい前の話題作などなど。
今は外部委託などでコンビニがそのまま入ってるような
病院も増えたとは思いますが
それでも大多数の売店ではちょっと残念な本の品揃えだったり。

わざわざ病院に本を読みに行くような
奇特な人もいないでしょうから仕方ありませんけどね。
そんなこんなで病院の待ち時間を解消すべく
売店の本棚で見つけてみました怪談集。
そうそうたるメンバーを揃えて
実際に百物語をしちゃうってんだから物好きです。

しかもメディアファクトリー版の
新・耳袋が発売される前の1997年に出版された本だったり。
丁度、今から10年前のことになるんですね。
思えば遠くへ来たものです…orz
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posted by のあなな at 01:26| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | おかると | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月18日

鬼について

ネタがなくなると wiki から拾って来ちゃう件。
好きなことを調べられると時間を忘れちゃいますよね。
その昔、辞典がものすごーく好きな子だったのを思い出します。
どちらかというとキリスト系な家庭で育ったので
鬼に関してはあまり馴染みがなかったりするんですけどね。

■近・現代の鬼
現代の日本人が、鬼と言われて一般的に連想する姿は、頭に角と巻き毛の頭髪を具え、口に牙を有し、指に鋭い爪が生え、虎の毛皮の褌を腰に纏い、表面に突起のある金棒を持った大男である。これは、丑の方と寅の方の間の方角(艮:うしとら)を鬼門と呼ぶことによるもので、牛の角と体、虎の牙と爪を持ち、虎の皮を身に付けているとされた。この姿は平安時代に確立したものである

ふむふむ。
それ以前は鬼という概念がなかったのかな?
既に仏教は日本に入り込んでましたよね。
余談だが、丑寅の方角を鬼門とする時、その対にあたる方角、猿(申).雉(酉).犬に守護の役を与え、鬼退治に向かう桃太郎もある種の意味を持つと推測できる。

平安時代と言うと朝廷の力が徐々に衰え
寺社仏閣や地方の豪族なんかが力をつけ始めた時期でしたっけ?
陰陽師で有名な安倍晴明や芦屋道満がいて
今よりもっと闇が深い時代…みたいな感じかな。
酒呑童子は赤毛で角があり、髭も髪も眉毛もつながっており、手足は熊の手のようであるとされている。 鬼は元々はこのような定まった姿は持っておらず、語源の「おぬ(隠)」の通り姿の見えないこともあった。まれには、見目麗しい異性の姿で現れて若い男や女を誘うことがある。 現在の鬼の姿は仏教の羅刹が混入したものである。

やっぱり酒呑童子さんが有名なのね。
後は女性に化けて男を騙して食べちゃうってのもありましたっけ。
羅刹ってことは…密教ベースですね。
やっぱり空海さん以降にイメージが定着したみたい?

■由来
「おに」の語はおぬ(隠)が転じたもので、元来は姿の見えないもの、この世ならざるものであることを意味した。そこから人の力を超えたものの意となり、後に、人に災いをもたらす伝説上のヒューマノイドのイメージが定着した。さらに、陰陽思想や浄土思想と習合し、地獄における閻魔大王配下の獄卒であるとされた。
なるほどねー。
やっぱり最初はそこまで否定的なイメージじゃなかったみたい。
「悪」という文字が時代が進むにつれて
徐々に悪くなったのと同じような感じなのかな?
人は力あるものを怖れ敬いつつ
けっして心を許さずに反撃する隙を窺う…みたいな。
日本古来の神様に対してだってそんな感じですものね。

■説話文学に見られる鬼
◇百鬼夜行
百鬼夜行とは、平安時代に都の中を歩いてゆくとされた化け物行列のことである。『宇治拾遺物語』巻一の十七で修行僧が龍泉寺という寺で、百鬼夜行に遭った話が伝わっている。また、『今昔物語集』にも巻第十四に若者が百鬼夜行に遭ったという話が伝わっている。当時、百鬼夜行を目撃すると死んだり病気になるなどと恐れられていたが、この二つの話はどちらも信仰が身を助けたという話になっている。
有名な説話ですよねー。
これを題材にいくつも作品が描かれてますし。
悪事を犯して逃げていた罪人が百鬼夜行に遭遇し
そのまま百鬼夜行になって連れられちゃった…みたいな
とても味わい深くて印象に残る作品が多かったような。
◇赤鬼・青鬼
『宇治拾遺物語』巻一には、瘤取り爺の説話が所収されているが、爺が目撃した鬼として、赤い者や目が一つの者、口がない者など様々な異形な者がいたとされている。
これは反対に異形な人たちを鬼と呼んだってことかも?
平安時代とかだと末期思想も蔓延してましたし
律令体制の恩恵に与れなかった人たちもいましたし。
◇藤原千方の四鬼
藤原千方に使役されたと言われる四人の鬼。
これはあまり知りませんでしたが
太平記に出てくる朝廷に叛乱を起こした豪族さんみたいね。
鋼のように堅固な体を持つ「金鬼(きんき)」
風を操り敵城を吹き破る「風鬼(ふうき)」
水を操り洪水を起こす「水鬼(すいき)」
姿を消し突如襲いかかる「隠形鬼(おんぎょうき)」
(隠形鬼については、異なる名前・能力を伝える伝承もある。)
まぁ…ぶっちゃけ創作の疑いが強いというか
ただの反乱軍に負けたことになると格好がつかないから
てきとうにでっちあげた感じだったり?

■仏教の鬼

生前に貪欲であった者は、死後に餓鬼道におち、餓鬼となるとされている。 また、地獄で閻魔の配下として、鬼が獄卒の役を務めているとされる。
あれれ?
思ったよりも描写が少なかったり??
まぁ… wiki の記述が完璧ってわけでもありませんけど。
いちいち地獄の鬼どもを説明していたら大変なのもあるかな。

■鬼と人
人に化けて、人を襲う鬼の話が伝わる一方で、憎しみや嫉妬の念が満ちて人が鬼に変化したとする話もある。代表的な例としては、能の「鉄輪」や「紅葉狩」に、嫉妬心から鬼と化した女性の話が伝わっている。
これはね女性のほうが情が深いからだと思うのよ。
どうも日本の場合、昔から情けない男が多いというか
鬼の話とは離れてしまうけど
「雨月物語」に出てくる 『浅茅が宿』 の逸話なんて
とても趣き深いというか涙なしには語れません。
残された奥さんがどんな思いで過ごしたのか考えると…ね。

■具体的な鬼(または鬼とされた人間)
名のある鬼は「童子」と呼ばれることが多い。

◇酒呑童子(しゅてんどうじ)
  まさに鬼の中の鬼! 日本三大悪妖怪のひとり。
  他は玉藻前で有名な白面金毛九尾の狐と
  恨みによって大天狗と化した崇徳天皇だったり。
 ○越後国の酒呑童子出生伝説
   越後国で生まれ国上寺の稚児となった。
   12〜3歳でありながら、絶世の美少年であったため
   多くの女性に恋されたが全て断られ
   彼に言い寄った女性は恋煩いで皆死んでしまった。
   そこで女性たちから貰った恋文を焼いてしまったところ
   想いを告げられなかった女性の恨みによって
   恋文を燃やしたときに出た煙にまかれ鬼になったという。
 ○伊吹山の酒呑童子出生伝説
   大蛇の八岐大蛇と人間の娘との間で生まれた。
   若くして比叡山に稚児として入って修行することとなったが
   仏法で禁じられている飲酒をし
   しかも大酒呑みであったために皆から嫌われていた。
   ある日、祭礼の時に被った仮装用の鬼の面が
   顔に吸い付いて取ることができず、
   やむなく山奥に入って鬼としての生活を始めるようになった。
   そして茨木童子と出会い
   彼と共に京都を目指すようになったといわれている。
 ○大枝町(京都市洛西地区)の酒呑童子伝説
   平安時代から鎌倉時代に掛けて都を荒らした
   不法ものとしての“鬼”は、京都市西京区
   右京区にまたがる大枝町に本拠を置いていたとされている。
大江山の酒呑童子伝説は面白いですよね。
大江山のある丹後地方は古くから大陸との交流が深くて
渡来人が高度な金属精錬技術により大江山で
金工に従事していて多くの富を蓄積していたため
これに目をつけた都の勢力が富を収奪し支配下に置いた。

この出来事を正当化するために
土蜘蛛伝説や鬼退治伝説が生まれた…なんて説や
あるいは 渡来人が寄り集まって山賊化して
非道な行いをしたので鬼と呼ばれたという説もあったり。

私はにわのまことさんの漫画『THE MOMOTAROH』で
はじめて鬼=異人説に触れたんですけど
目から鱗が落ちるような驚きがありました。
でも、大江山って古来から最低でも3回は鬼退治されてるのね。
ちょっと多すぎw
◇茨木童子(いばらきどうじ)
  酒呑童子の部下だけど逃げ延びたのね。
  片腕を切り落とされて取り戻すお話が有名です。
  実は女の鬼で酒呑童子とは恋人同士だった!? 
  なーんて俗説もあったりします。
◇紅葉(もみじ)
  信州戸隠、鬼無里に伝わる鬼女です。
  悪い男に騙されたとても可哀相な人というか
  どんなに頭が良くて気立てが良くても
  男の都合でさようなら…な時代がね。
  女だてらに盗賊の親分だったのは素直に感心したりw
◇安達ヶ原の鬼婆(あだちがはらのおにばば)
  これもちょっと悲しい鬼ですよね。
  心からお姫様に仕えていて
  そのお姫様のためを思って行動したら
  運命の悪戯で自分の娘と孫を殺しちゃった…みたいな。
  そりゃ鬼になっても不思議じゃありません。
ちょっと可哀相ですよね。
でも、古来から残っているだけあって
どれも興味深い説話が残っていて面白いです。
◇ダイダラボッチ(別名 一つ目の鬼神)
  東日本と西日本で異なる伝承があったりします。
  個人的にはたたら製鉄との関連性が気になりますね。
◇九鬼嘉隆(くかみよしたか)
  海賊大名ここにあり!
◇牛頭馬頭(ごずめず)
  セットで出てくることが多いかも。
  RPGとかでは中盤に出てくる雑魚だったり?
◇速疾鬼(そくしつき)
  羅刹の別名なのねー。
  ヒンズー教の悪鬼ラクシャーサが仏教に取り入れられた姿です。
◇独脚鬼(Tokebi)
  韓国の妖怪です。
  文字通り一本脚の鬼で悪戯好きだが頭はあまり良くなく
  人間に上手く使われてしまうことも多い。
  鬼と言っても日本の天邪鬼のようなどこか憎めない存在である。
ここらへんは割とどうでも良かったりw

後は文学作品や童話なんかにも色々と残ってますよね。
ゲームにもなかなか面白いのが多いので
いつか紹介してみたいと思います。

とりあえず今回はこんな感じ。
コピペばっかで手抜き感が漂いまくりなのは秘密です。
だって今日一日…何もしてなかったから。
posted by のあなな at 23:00| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | おかると | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月18日

現代の切り裂きジェック捕まる!?

英の現代版「切り裂きジャック」、近所の37歳男逮捕
12月18日21時19分配信 読売新聞

 【ロンドン=中村宏之】英東部サフォーク州の州都イプスウィッチ郊外で5人の売春婦の遺体が次々に見つかった事件で同州の警察当局は18日、5人全員の殺害容疑で現場近くに住む37歳の男を逮捕したと発表した。

 警察当局は男の名前や逮捕の詳細については明らかにしていないが、英BBC放送は、スーパー店員、トム・スチーブンス容疑者と報じている。

 同容疑者は英大衆紙サンデー・ミラー(17日付)の単独インタビューに応じ、殺害された大半の女性と関係を持っていたことや警察から4回にわたって事情聴取を受けたことなどを明らかにしていた。事件は19世紀の英国で売春婦が次々に殺害された「切り裂きジャック」を連想させるとして英メディアが連日、大報道している。

日本でも新宿で少し猟奇チックな
バラバラ死体が発見されて
メディアの話題をさらっていますが
これは海の向こうのお話。

切り裂きジャック再び?!…英国で連続殺人か
12月14日8時3分配信 スポーツ報知

英国の南東部・イプスウィッチ郊外で12日、売春婦と見られる2遺体が見つかった。この地域では今月に入ってから、すでに売春婦3人の他殺体が発見されており、犠牲者は5人に。1888年に売春婦が少なくとも5人殺害された「切り裂きジャック事件」を連想させることから、地元メディアは大々的に報じている。捜査当局は連続殺人事件の疑いがあると見て、大規模な捜査を始めた。

霧のロンドンと若い女性ばかりを狙う犯行。
最終的に犯人が捕まらなかったことも含めて
100年以上前の切り裂きジャック事件は様々な憶測を呼び
今なお私たちの関心を惹きつけてやみません。

ちなみに切り裂き事件のことを
詳しく調べ研究する人たちのことを
リッパロロジストと呼ぶんだそうな。
シャーロキアンみたいな感覚なんでしょうか?

切り裂き事件の犯人に関しては
若い医師や女性説、はたまた鉄仮面の偉い人など
未だに様々な仮説が生み出され
そのたびに物議を醸し出しています。

ぶっちゃけ最初に話題になりそうな犯人像を決め
それにあわせて証拠を取捨選択していく
その過程を楽しむのが本来の楽しみかたなんじゃないかなーと。
歴史の事実よりも
読者の望む願望こそが物語の拠りどころですしね。

勿論、そうじゃない真面目な研究もたくさんありますけど
私たちがショッキングな事件に眼を奪われるのは
事件そのものに対する目新しさもそうだけど
そこに潜む異常性こそが事件の真相なんだ…と
面白おかしくメディアがでっち挙げるからですしね。

単に怖いものみたさの野次馬根性もありますが
自分は安全な場所にいながらにして
バケモノじみた異常な殺人事件を
テーマパーク気分で消費できるってのが
お茶の間ワイドショーの利点であり強みです。

今回の英国の事件に関しては
まだ詳細な情報がないのであれですが
私が常々思うのは正常と異常の境目って
ほんの数センチしかないんだろうなってことだったり。

普通の人は夜道で人を襲ったりはしませんが
その人の生活を追い詰め
生きる選択肢をどんどん削っていけば
犯罪者と正常者の境目はどんどん薄くなっていきます。
もし自分がそうなってしまったとき
私は自分が正常者でいられる自信はありません。


切り裂きジャック事件に関しては
『ロンドンの闇』というのが必要以上に
私たちの想像力を刺激しちゃうことを
今さらながらに思い知らされるような感じです。

事件そのものはどこにでもあるような殺人事件。
舞台は霧のロンドン。
時刻は深夜。
被害者は若い女性。
目を引くのはその無残な殺され方。
犯人はまだ捕まっていない。

これらイメージの断片が積み重なって
必要以上に怖れられたとき
都会に潜む闇は大きく感じられます。

それは隣に住む人の本当の姿を私たちが知らないせいなのか
はたまた被害者の中に明日の自分を見るからなのか
そして光り輝く都会の片隅で
どこか宙ぶらりんで人寂しい気持ちを抱いてしまうせいなのか。

事件の真相は謎に包まれたまま。
私たちはただあてどもなく
都会の砂漠を右へ左へと流離うことしかできない。

…なーんて意味不明なことを書いてみたり。
別にそこまで今回の事件に興味はなかったりします。
それよりもどうして
切り裂きジャック事件がここまで大きく取り上げられ
関心を引き付けるのかってことに興味を覚えます。

明日に対する漠然とした不安。
こう言葉にはできないもやもやとした何かが
霧のロンドンや若い女性の惨殺死体と組み合わさって
希代の殺人鬼ジャック・ザ・リッパーを誕生せしめたのではないかと。
それに比べたら事件の真相や
本当の犯人なんかは本当にどうでも良かったり?(ぉ

なんかもうぐだぐだですまそ。
posted by のあなな at 23:25| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | おかると | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月30日

ユダの福音書を追え (1)

まず最初に。
タイトルに偽りはないものの少々期待はずれの内容でした。
むしろ帯カバーがやや大げさといった感じ?
以下、カバーにある煽り文句と私なりの感想を。

◆ユダは裏切り者ではなかった。  
明確な証拠は提示されてません。
発見された文書においてはそうだった…というだけのこと。
表題にある 『ユダの福音書』 とは、現在の聖書にある
新約聖書の4福音書と異なった視点から書かれた文献であり、
原始キリスト教社会において 『正典・外典・偽典』 の区別が
まだ存在しえない時期に流布していたものの中のひとつであると推測される。
後に異端審議で厳しく槍玉に挙げられ、当時の書簡などで名前だけは知ることはできるものの
その存在すら疑われ、現存することはほぼ絶望視されていた。

◆1700年前の禁断の書 『ユダの福音書』 に残されたイエス最期の日々。
残念ながら、その詳細を知ることはできません。
本書は 『ユダの福音書』 が歴史の闇の中から発見され
その内容が復元されていくまでを描いたドキュメントであり
その数奇な運命に胸を躍らせるのが最大の見せ場だと思われます。
もちろん、書かれている内容は大雑把には述べられています。
『ユダの福音書』 がある意味、禁断の書であるのは全くの事実。

◆発見・復元・解読を追った衝撃のドキュメント!
これは全くその通りでした。
本書の大半をその追跡に費やしています。

◆世紀の大発見!
これはダウトだと思います。
聖書学において世紀の大発見であることに間違いはありませんが、
この文献に書かれている内容が真実であるかどうかは神のみぞ知る…なので。
もちろん、これは聖書に書かれている他の福音書に関しても言えることですが。
結局のところ、聖書に書かれている事柄を事実として信じることができるか否かは
それを受け取る側にこそ委ねるべき問題だと思われます。
いや、ぶっちゃけ事実である…と信じることこそ信仰に他ならないと思いますし。


上のほうでも述べましたが 『ユダの福音書』 がどうやって発見され、
その途中で幾多の困難に出会いながら、さまざまな人の手を経て
ついに復元・解読されていくまでを描いたドキュメントになります。
その数奇な運命は筆舌に尽くしがたいもので 『ユダの福音書を追え』 という
タイトルに嘘偽りのないものでした。

でもね…私が知りたかったのはそこじゃなかったりして。(涙
イエスの教えがどこから来て、どこに至ろうとしていたか…ってのを
今まで教会の都合で削られていった文献の中から丹念に拾い上げて欲しかったのよぅ。
ぶっちゃけエッセネ派とバプテスマのヨハネの関係であったり
ダヴィンチ・コードにあるようなマグダラのマリアとの関係に言及するようなのを期待してたり。
そういった意味においては激しく期待はずれと言っても良い内容でした。

ただグノーシス主義を知る上では結構参考になったかも。
ユダの福音書はかなり色濃くグノーシス主義の影響を受けており
その記述にはイエスの復活がなかったりします。
『磔で死んで古い肉体を脱ぎ捨てたことにより、より高度で神聖な不滅の精神を得た』
…ってスタンスになるのかな? 大雑把に言うと。
死からの復活よりも、世俗の苦しみからの解脱こそが人類の救済に他ならないって感じ?
あー…確かに過激になると一部カルトに通じるものがありますね。


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[タイトル] ユダの福音書を追え
[著者] ハーバート・クロスニー
[種類] 単行本
[発売日] 2006-04-29
[出版社] 日経ナショナル ジ..
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posted by のあなな at 06:43| Comment(0) | TrackBack(1) | おかると | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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